2017年 08月 06日 ( 2 )

絶景の連続!ラーチバレーハイキング

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こんにちは、ヤムナスカガイドの永谷です。

この度は、新婚旅行でお越しの中嶋様ご夫妻をラーチバレーハイキングへご案内させていただきました。
天気は快晴。まずは朝日が差すモレーン・レイクを眺めてからの気持ちのいいスタート。
それでは張り切ってまいりましょー!
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長いスイッチバックを抜けた我々を待っていたのは、3000m級の山々が連なるテンピークス。迫力満点!!!

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森林限界を超えると、開放的な場所に出ました。
どこを撮っても絵になる景色。最高ですね〜。

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本日の目的地、ミネスティマレイクに到着。
お二人ともまだまだ体力に余裕があるご様子。そこで、この先のセンチネルパスまで行ってみることにしました!
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40分ほど、センチネルパスのコルの部分に到着。ここで、絶景をバックに仲良く2ショット!いいですね〜。

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ミネスティマレイクまで降りてきて、ランチタイム。絶景を眺めながら食べるご飯は最高ですね!

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GREAT DAYS! 天気に恵まれ、絶景を堪能した素晴らしい1日でしたね!

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下山後、再び展望台に登り、朝とはまた違った雰囲気のモレーンレイクを眺めて今回のハイキングは幕を下ろしました。

中嶋様ご夫妻、今回はありがとうございました!
ラーチバレーハイキングは楽しんで頂けましたでしょうか。
秋のラーチバレーも非常に綺麗ですよ!
またご一緒できることをお待ちしております!!

ヤムナスカ・ガイド永谷 有基(ながや ゆうき)
ガイドプロフィールはこちらから

by ymtours | 2017-08-06 13:02 | ふたりの山旅 | Comments(0)

2度目の挑戦でついに登頂なるか! ロッキーの名峰 Mt.アシニボイン(3618m)

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皆さんこんにちは。ヤムナスカ・ガイドの谷 剛史です。
今日はカナダ、いや世界の名峰の一つ。Mt.アシニボインの登頂に、カナダ大のリピーターである小倉様をご案内させていただきました。

小倉さんは4年前、66歳の時にアシニボインロッジに滞在されました。
そして、その時に見たアシニボインの勇姿に感動し、3年前に弊社のアシニボイン登頂登山に申し込まれて初挑戦をしました。
この時、僕はアシスタントガイド兼通訳として参加させて頂きましたが、登山の様子はこちらのブログでご覧いただけます。

小倉さんはスポーツ畑でバリバリにやってこられた方で、
体力、気力ともに実年齢よりも遥かに若く、登頂する力は十分にあったのですが、
残念ながらこの時は天候とコンディションが悪く、登頂を断念。

しかし! 

今年は70歳の誕生日を記念してアシニボイン登頂にリベンジにやってこられたのです!!
小倉さんの2度目のアシニボイン挑戦。そして、70歳の誕生日はどうなったんでしょうか?

山行は登頂挑戦の3日前から始まります。
まず、最初の2日間はキャンモア周辺でのトレーニング山行を行いました。

〜〜 トレーニング 1日目 〜〜

初日は弊社の社名の由来にもなっている Mt.ヤムナスカ の登頂山行で体力のチェックを行い、同時に高度にも身体を慣らします。
トレーニングと言ってもそれ自体が楽しい山行であり、山の頂に立つ喜びを本当に教えてくれます。
所要時間は5−7時間、ぜひ日本人の方にも登頂してほしい山のひとつですね。
百聞は一見に如かず。どうぞご覧ください。

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カルガリーから車でバンフのあるボウ谷に入っていくと、まずは最初に見る山がこの Mt.ヤムナスカです。
ハイキングでショルダーまで上がるだけでも楽しいのですが、今日は登頂しちゃいます。
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場面は変わり、いきなりハイキングの終点です。この先はなんか難しそうと思いますよね?
でもそうじゃないんです。
一段、小さな岩場を超えると景色が開け、素晴らしい眺めが続くんですよ。
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どうですかこの岩場? きっとアスレチックが好きな人は楽しいと思いますよね。
もちろんザイルは入りません。

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そのあとは普通の登山道をぐんぐんと上がって行きます。
バックにはカルガリー方面へと続く広大な大平原が広がり、これぞカナダ!という景色を楽しませてくれます。
やはり稜線歩きは登頂の醍醐味ですね。
本番に向けたトレーニング山行とは言え、楽しまなきゃもったいないのです。
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こんなとこも通過します。大平原を見渡す抜群の高度感なのです!

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カナディアンロッキーの山には珍しい”鎖場”を通過します。
この日はアシニボイン登頂のトレーニングとして、ハーネス、ザイルを装着して歩きました。
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無事に山頂到着!
眺めは抜群なのは言うまでもないですね。奥にはカナナスキスの山々、振り返ればカルガリー大平原。
ヤムナスカ山に登ってよかったでしょ、小倉さん!!

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下山は違うルートを使います。下りも楽しいのがこの山の特徴ですね。
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下りのもう一枚。ヤムナスカ山の岸壁は、ロッククライミングのメッカとしてクライマーに人気です。
もちろん私はこの岸壁のクライミングもご案内できますので、いつでもお問い合わせくださいね。
小倉さんはわずか5時間半でこの日の全行程を終えました。しっかり準備されて来た結果ですね。

〜〜 トレーニング 2日目 〜〜

さて2日目はバンフ近郊にあるランドルロックで、マルチピッチのトレーニングです。
昨日の山行の疲れを癒しつつ、山のトレーニングを行うのがポイントですね。
ビレイや懸垂下降の練習をして、明日からのアシニボイン山行に備えます。
初心者にも楽しめる岩場ランドルロック。
ロッククライミングをまったく経験したことのない人ほど来て欲しい場所ですね。ガイドと行けば安心安全ですよ!
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岩場を登ればこの展望です! 有名なバンフ・スプリングスホテルの眺めを独り占め。
小倉さん、だーれもいない岩場での一服どうでしたか?
懸垂下降を何度も練習して、トレーニングは終了です。
準備万全。あとは天候を祈るのみ。

さてさて、アシニボインは小倉さんに微笑んでくれたでしょうか?

〜〜 いよいよアシニボインへリベンジの日 〜〜
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難しい判断を迫られていた。
前日の降雪によるコンディションの悪化により、核心のレッドバンドの通過にも時間がかかる。
「少しでも早く…」そんな願いも虚しく時間だけが過ぎていく。
その白き衣を纏いし美しくも厳しい”頂”の前にただ立ち尽くすしかなかった。
「これで終わりなのか。」
誰もがその言葉と戦っていたそんな時、
一人の男が呟いた。
何故やりたいかは自分でもわからない、でもまたやりたい。
そしてやってみないとわからないと。

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あれから3年…。

北米のマッターホルンと言われる Mt.アシニボイン。
しかし、本家マッターホルンより登頂率が低く、非常に厳しい山です。
理由としてはいくつかあるのですが、カナダの山域は面積が大きく、また入山にも時間がかかるため、全体的に挑戦する登山者が少ないこと。
そして、鎖やクライミングに必要な支点がほとんどなく、さらに登っている形跡がないためにルートを見つけるのが非常に困難なことです。
そのため、自分自身の登る力を高めないと登頂は難しいということになります。
裏を返せば、ありのままの自然、山がそのままの姿で残っており、登山の本質を感じることができる最高の山域ということですね。

では、ウンチクはこの辺にして、小倉さんとアシニボインの3年越しの素敵な片思いの話に戻りましょう。
果たして70歳の誕生日はどうなったんでしょうか?
どうぞご覧ください。

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入山日当日は最高の晴天。そして小倉さんの70歳の誕生日でもあります。
ヘリコプターでアシニボインロッジまでひとっ飛びです。
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アプローチルートも最高のロケーション!
アシニボインはいつも大きく美しいですね。
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登り始めると背後にはレイク・メイゴックとアシニボインロッジが見えてきます。
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アプローチはクライミング技術を必要とします。
実はここで消耗してしまう人も多いのですが、挑戦2回目の小倉さんは落ち着いて力を温存していましたね。さすがです。
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ロッジから4時間半。アシニボイン登山のベースであるハインド小屋に到着しました。
今回はハインド小屋からの動画を作ってみました。ご覧下さい。


アシニボインがすぐ近くに聳え立っているのが良くわかりますね。

天気予報や山のコンディションを確認し、明日登頂することを決めました。
そして、登頂日の朝。いよいよ小倉さんの2度目のアタックが始ます。
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朝3時に登頂開始。中腹でご来光を迎えました。
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登頂は決して易しいものではなく、すべての場面を必死で登っていきます。
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写真で高度感が伝わるでしょうか?
クライミングシューズではなく登山靴でのクライミングでは、より岩場の難易度が高くなります。
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ついにサミットリッジまで到達。
この日は風もほとんどなく、見事快晴!本当に天候に恵まれました。
さあ、ここまでくればもう一踏ん張りです!!
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WE MADE IT !!

午前7時20分。登頂成功です!
本当におめでとうございます!!
片思いは片思いのままが良いという人もいますが、
片思いが両想いになる瞬間は最高ですね!
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登頂の記念撮影では、ガイドの僕も一緒に入らせてもらいました。
今回、最高の天気の中で登頂できたことは、アシニボインからの誕生日プレゼントだったのかもしれませんね。

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見てくださいこの景色!
登った人間にしか決して見ることのできない世界がここにはあるのです。
この日は360度の大パノラマでした。

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下りは上り以上に時間をかけ、慎重に行動しました。
山岳事故の7割は下山途中に起きると言われていますが、アシニボインほどの登山になるとかなりのエネルギーを消費していますからね。
落ち着いて、一歩一歩しっかりと下っていきます。
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無事にハインド小屋に帰還。
そして、人生最高の一服の時。

小倉さん。
3年前のあの日、あの登れなかった時、僕たちは約束しましたね。
僕がACMGアルパインガイドになったらアシニボインを登りに戻って来てくださいと。
そして、小倉さんは70歳まで体力気力ともに充実させて戻ってくると。

今回、見事に日本人ガイド、日本人ゲストにより初のアシニボインの登頂を成功することができました。

小倉さん、今回のアシニボイン登頂、おめでとうございます。
僕もガイドをさせていただき、本当に幸せでした。

『何故やりたいかは自分でもわからない、でもまたやりたい。そして、やってみないとわからない。』
小倉さんの言葉が印象的でした。

ぜひ皆さんもそれぞれの一歩を踏み出してください。
ヤムナスカガイドは全力でその夢を叶えるお手伝いをさせていただきます。
そしてまだ見ぬカナディアンロッキーの頂があなたを待っています。

最後に、改めて、
小倉さん、アシニボイン登頂、本当におめでとうございます!!


by ymtours | 2017-08-06 06:30 | 登頂 / アルパインクライミング | Comments(1)