シャドウレイクロッジ、そして第一発見者に。。

ヤムナスカガイド秋山です。

今回のツアーは、自分にとって今夏最後のものであり、無事に今年の夏のハイキングシーズンを終えました。ツアー報告の前に、関係各位の皆様へお礼を申し上げます。ありがとうございました。
来年も宜しくお願いします。

さて、今回のツアーは8月下旬に行ったものと似ていますが、最後のハイクアウト部分が異なるツアーでした。早速旅の様子をどうぞ!

お客様は千葉からお越しのキャロットケーキ(以下CCさん)ご夫妻。なんとロッキーは9回目、ずーとヤムナスカを利用して頂いている、ロッキー、そしてヤムナスカファンのお二人です。

ご案内するコースは山中3泊4日でロッジをまわるものであり、具体的にはバンフ国立公園内、大陸分水嶺に沿ってハイキングをしました。

1日目 Healy Creek~HealyPass~EgyptLakeShelter

朝起きると外は雨、気温も低かったのでこれは上は雪かなーと思い、CCさんのいるバンフへ向かう。ホテルを出発し、トレイルヘッドまでは約20分、山道を登っていくと雨は雪へ!
ということで、この日は出発時からずーと雪でした。でも、雨よりは雪のほうがずーと楽。ぬれなくてすむし、景色は素晴らしくなるし。ある意味ラッキーでした。

ハイク中は、名前は不明でしたが大き目のフクロウが飛んでいるのが見えたり、雪化粧をした山々をみれたり、普段あまり見ることのできないロッキーを楽しみながら、1日目の宿泊地のEgyptLakeShelterに到着。
今回の荷物は、アシスタントの治郎が運んでくれました。サンクス治郎。実は前回のツアーも治郎がポーター、専属です。

夕食は、手巻き寿司。ご飯も美味しく炊け、具材も豪華で満腹の夜でした。ご飯中はもちろんコカニービールで乾杯。

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雪化粧をした山々
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手巻きすしの具材
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手巻きのテクも美味しさの一要素


2日目 EgyptLakeShlter~ShadowLakeLodge

この日は、ShadowLakeLodge方面への縦走日。2300mの峠越えがあるので、雪を心配していましたが、案の定多くの雪が残っていました。最深部で約30cm。このまま根雪になるのでしょうか?
WhistlingPassにあがる途中に、前を歩いていたハイカーが止まって写真撮影をしており、何か?と聞いたところ、ムース、しかもオスとのこと。我々も指差す方向を見ると木の向こうにシルエットでムースが見えた!この時期のオスのムースは立派な角を持っており、個体数も少ないので、見ることは珍しい。またまたラッキーでした。
その後、峠にあがり、さらに向こう側に行くまでムースの足跡と一緒に歩いていました。やはりムースも登山道を使うんですね。

天気はまずまずでした、我々の左側にある分水嶺を形成する山々は高山なので、そこに雲が引っかかっているのが良くわかり、右側は晴れ渡っている面白い天気でした。

峠からは徐々に雪も少なくなり、景色の良い場所でご飯を食べ、16時にLodge着。ドイツ人の団体と我々、日独同盟って感じでした。

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WhitlingPassからの1枚
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ちなみに8月下旬の同じ場所から

3日目 ShadowLakeShore
この日は朝から雨、朝焼けを撮りに行こうと早起きしましたが、明日に期待ということでキャンセル。美味しい朝ごはんを食べた後は、このエリアの主峰、Mt.Ball(3306m)の麓までのハイキングへ出発。

雨はぱらついているものの、森の中なのであまり気にはなりませんでした。むしろいつも以上にじっくりと森を観察できたので、雨も悪くないなと感じましたね。
Mt.Ballの麓に着くも上はガスがかかって視界がなかったので、予定を早く切り上げて、Lodgeに引き返すことに。LodgeにあるLivingスペースで、地図を見たり写真を見たり、昼寝をしたりして、のんびりと午後を過ごしました。
明日は最終日で、長いハイキングとなるので、ある意味良い休息日となりました。

ロッジ滞在者はなんと我々のみ、そう9月末でこのロッジはしまるので、我々が最後のお客さんでした。ちなみに、自分もこれが最後のツアーなので、CCさんにとっては最後づくしの旅でしたね。

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ここのご飯はいつも美味しいっす。

4日目 Lodge~GibbonPass~TwinLakesTrail~HWY1

あっという間に最終日、やはり朝は雨が降っていたので、今回も朝焼けはお預け、自分は7回ほど来ているが、一回も朝焼けに当たらない。んーこれも運命。

朝食後、ロッジのかたがたにお礼をいい、早速出発。
今日は峠越えがあり、14kmも歩くので頑張る日。
登山道をあがっていると、上から国立公園の職員が降りてきて、「17歳の男の子が昨晩から行方不明なので、もし見かけたら連絡してね」とのこと、確かにヘリコプターが変な動きで飛行しているし、自分らの前にも国立公園の職員っぽい足跡があったりして、なんだか大騒動っぽい。
もちろん、情報があればということを約束し、自分らはハイクを再開。

峠では雪が降りしきる中を歩くも、気温はそんなに低くないし、なんといっても唐松の黄葉!
本当に綺麗だったなー。夏の最後、CCサン達にとっても最後の日にこんな綺麗な景色があるとはねー。ご褒美でした。
無事に峠を越え、TwinLakeの湖畔でランチをとるころには、雪もやみ、のんびりとご飯タイム。そういえば、ヘリコプターもまだ旋回して、まだ見つかっていないんですかねー、なんて話しながら、ランチ終了。あと3時間弱の残りのハイクを楽しむべく出発。

30分程歩くと、トレイルの反対側の小川をハイカーが歩いてくるのが見える。ハイカーの割には荷物も持っていなく、トレーナー1枚。歩き方もなんか変。背格好も国立公園の職員が話していた少年と似ている。んー??もしや!!

近づいて一言「Are you Ok? 」、少年が「No I got Lost」。
ということで、行方不明だった少年を発見しておきました。名前を聞いたり、怪我の様子を聞いたりしたが、一晩雨の中さまよった割には元気で、CCさんのお茶と、お菓子をわけあたえ、一息つく。
自分は、国立公園に無線を発信したがつながらず、どうしようかと思っていると、運よく職員が向こうから歩いてくるので、「探し物はここだよー」っと。
その後は職員に少年を引き渡し、自分の情報を教えて、無事今回の捜索は終了。
最後の最後にハプニングに遭遇しましたが、これも我々にとってはある意味思い出深いものになりましたよ。

その後は、ロッジポールパインの山道を下り、無事下山。
あーと言う間の3泊4日でしたが、黄葉、雪、ムース、レスキューと様々なイベントがある、楽しい山旅でした。

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唐松の黄葉は最高潮
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最高潮パート2
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この直後、第一発見者となりました。

CCさん、9回目の訪問ありがとうございました。
是非とも来年も宜しくお願いしますね。
そして、例の件もすすめますよー。

文、写真 秋山裕司

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by ymtours | 2007-09-28 03:46 | カナダの山旅 | Comments(2)
Commented by キャロットケーキ at 2007-09-29 22:17 x
秋山様
先程帰宅して早速ブログをチェックしましたら、予想通りに今回の山行の内容が紹介されていて、思い出しながら秋のロッキーの素晴らしさに感激を新たにしております。秋山さんの適切なガイディングで今回も素晴らしいロッキーを満喫できました、有難うございました。また来年よろしくお願い致します。
Commented by 秋山 裕司 at 2007-10-04 06:47 x
キャロットケーキ様

こちらこそお世話になりました!
無事日本に到着されたとのことで何よりです。
実は自分も既に日本です。
結構やることが多くて、忙しいですが、充実させます。

来年の企画楽しみにお待ちください。ただ、風船はあまり膨らませすぎないでくださいね!
それでは、改めて今回はありがとうございました。


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