アシニボインロッジ滞在とロッキーのデイハイク5日間

▽レイクルイーズにて
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こんにちは栗原です。山の上では雪を見ることに次第に違和感のなくなってきている今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回は技能五輪見学とあわせて来ロッキーしていただいた中村御夫妻と二日間のデイハイク、そして二泊三日でアシニボインロッジ滞在ハイキングへ行ってきました。綿密な計画を立て、調べられることはできるだけ調べて旅に臨むヒロさん(旦那様)と下調べは一切せず感覚とノリで展開を楽しむアイさん(奥様)。そんな異質なアプローチのお二人と巡ったアシニボインとロッキーの五日間でした。

すでにカルガリー入りしているお二人と空港のホテルで合流し、キャンモア近郊にあるRafter Six Ranchへ。西部の開拓期の雰囲気を残すゲストランチにて乗馬、ロッジ滞在を楽しまれました。そして翌日からハイキングスタート。初日はレイクルイーズエリアへ。緩やかな登り(しかし、片道6kmとちょっと長め)でマウントビクトリアの直下まで行くことのできるPlain of Six Glacierトレイルを歩きました。レイクルイーズを回り込む平坦なトレイルを行くといきなり目の前に現れる壁。そしてそこで遊ぶクライマー。しばしクライミング見物を楽しみます。そしてコンスタントに登ってゆくトレイルを経てティーハウスにて昼食。さらにトレイルを行きビクトリア氷河の下まで詰めました。

▽ビクトリア氷河下にて
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ハイキング二日目はボウ川の源流を訪ねるハイキング。アイスフィールドパークウェイ(93号線)を北上し、ボウレイクへ。そこからボウ氷河から落ちるボウグレーシャーフォールを目指します。青い水をたたえたボウレイクを回り込み緩やかなトレイルを詰め、ゴルジュを高まくと突然視界が開け大きな滝が現れます。これがボウ川の源流なんですね。ここから3000KMの旅を経て大西洋まで水が流れてゆくとは…。でかい国土です。
▽ボウグレーシャーフォール
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三日目。いよいよヘリでアシニボインロッジへ。ロッジへ落ち着く頃には雨がみぞれ交じりの雪に変わり、しばし吹雪のような状態。ゆっくりとロッジで過ごし、夕食前にレイクメイゴック湖畔を歩きアシニボインを見上げるポイントまで往復しました。
▽ヘリにて入山 ちょっと不安そうなアイさん
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▽アシニボインロッジ 食事、サウナ、ロケーションすべて素晴らしいです
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▽ティータイムは手作りのケーキで
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四日目はフルデイのハイキング。天候は高曇り。気温は4度。なかなか寒く風の冷たい日ですが、ヒロさんよりアシニボインの展望台ナブレットに是非とも行きたいという気合の入ったお言葉をいただき、ちょっと頑張っていただきました。一部斜度のあるガレ場を歩くので雪が凍っていたら引き返そうと思っていましたが、それほど悪い状態ではなかったのでそのまま登り、冷たい風が吹く中ナブレットに到着。ここで自分は見落としていたましたが、一瞬アシニボインの頂上が見えたとか。よいタイミングで頂上に着きましたね。そしてセルリアンレイク、サンバーストレイクを経由し、熊の活動の形跡を沢山見ながらロッジへ戻りました。コンディションは厳しくとも山は頑張った人に確かな充実感を与えてくれますね。こんな日はロッジでのサウナタイムが最高です。
▽ナブレットにて
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▽ロッジのそばにて Mule Deer
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▽読書タイムも
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そしてとうとう最終日。そして今ツアーのハイライト的な夜明けでした。夜明け前、空は雲ひとつない快晴。6時45分ごろからアシニボインの頂上が色づき始め、7時ごろから朱に染まり始めました。しばし山を染めた太陽は薄い雲に入り、その後しばらくは柔らかい光がアシニボインとその周囲の山々を照らします。そして強さを増した太陽がアシニボインをくっきりと照らす頃、朝食の鐘が鳴り響きました。まれに見る美しい朝でした。
▽朝焼けのアシニボイン
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▽朝の光 レイクメイゴックとアシニボイン
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朝食後はヘリのフライトまでの時間を使ってワンダーパスを往復。こちらは唐松林を縫いながら緩やかに登るトレイルがワンダー(驚き)パスまで伸びています。昨日のナブレットとは打って変わり穏やかな空気と微風。北へ伸びる大陸分水嶺を眺めることができました。そしてロッジに戻りヘリに乗ること5分であっという間に下界へ到着しました。
▽ワンダーパスにて最後のひととき
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ヒロさん、アイさん、ハイキング中の色々なお話とても楽しかったです。そしてヒロさんの粘り強い歩きにとても感銘を受けました。お仕事はまだまだこれからもお忙しいと思いますが、またカナダの地にてお会いしましょう。それまでアイさんと一緒に長野の山を楽しんでくださいね。ありがとうございました。

栗原治郎
by ymtours | 2009-09-11 01:49 | カナダの山旅 | Comments(2)
Commented by 中村 昭寛/愛姫 at 2009-09-20 23:49 x
栗原様
大変お世話になりました。
今回のカナダ旅行は、永年の夢で予定していたカナデアンロッキーツアーが催行中止となり、一時どうなる事かと心配したのですが、ヤムナスカ社のお陰で結果的に大満足で、特に、栗原さんには感謝の気持ちで一杯です。
前後のヤムナスカガイド日記を見ますと、私達の時だけが余り天気が良くなかった様ですが、十分にカナデアンロッキーの広大さ、素晴らしさ、そして厳しさも体験出来ました。
そんな私達に朝焼けのMt.アシニボインの姿は大変感動的な姿でした。
又、“銀のピッケル伝説”の現物を見る行程になりませんでしたが、アシニボインロッジで、その本を読ませてもらい、長野高校OBとして胸にこみ上げるものを感じました。栗原さんには下山後本屋さんに案内していただき、その古本を買えたことも大変ラッキーでした。
栗原さんのコメントの最後に“そしてヒロさんの粘り強い歩きにとても感銘を受けました。”とありましたが、今度お会いする時は“若々しい歩きに・・・”と言わせるように努力致します。
それでは、カナダでの再会もですが、奥様と信州に帰国の節は是非長野へもお越し下さい。お待ちしております。
Commented by 栗原治郎 at 2009-09-26 11:02 x
中村さん、コメントありがとうございます。寒風の中頑張って登ったナブレットからの風景とその翌日の綺麗な(この夏で一番の)朝焼け。とても対極的ですがそれぞれの良さがあったのではないかと思います。
メールを拝見しましたがバンクーバー滞在も満喫されたようですね。

技能五輪がカナダで開催されることは当分の間ないとは思いますが、是非またカナディアンロッキーへお越しくださいね。またお会いできること楽しみにしています。

多忙なお仕事だとは思いますがお身体お気をつけてお過ごしください。


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